雨止んで人傘を忘る事なかれ主義

いろんな事をダラダラと

好きな街は懐かしさがいっぱいだ

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今週のお題「好きな街」

好きな街をいろいろ考えて見たけれど、やはり一番好きな街は物心ついた頃から高校卒業まで住んでいた街。

住んでいた所は田舎で、その田舎の中でも更に田舎。
父の会社の社宅に住んでいた。
家の裏に川があって川の向こう岸はすぐ山になっていた。

家と川の間には昔線路が走っていたそうで、廃線の跡を整地して川の護岸工事をする時は、ヘビがたくさん出没した。
学校から家に帰ると玄関の中にヘビが居たり、そこら中にヘビの皮が落ちていた。

川にはトゲウオや沢ガニが居て、取って水槽で飼ったりした。

川の向こう岸にある山ではこくわの実、野いちご、ヤマブドウが採れて毎年友達と山に行っては取って食べた。

家の裏にあった廃線は山奥に砂利道として続いていて、崩れそうなトンネルがあったのだけど、そのトンネルは例によってお化けが出るとか人柱があるとか噂になっていて、怖いもの見たさに、友達と大勢で探検に行った。
怖いからとみんなで歌を歌ったら、自分たちの声の反響に驚いて一目散に逃げ出した。


家のそばの公園には、不法投棄なのか、市からの子供達へのプレゼントなのか、動かない車が遊具に混じって置いてあった。
操作も知らないまま、ずーっとハンドルを回してペダルを踏んで遊んでた。

家から自転車で10分も走ると海があって、小さな港と砂浜があった。
港には使われなくなった線路があって、同じく使われなくなった蒸気機関車が一時的に置いてあった。
上に登ったり、運転席に乗って色んなバルブを回し運転士気分を味わった。

砂浜はとても狭かったけど、釣りをしたり流れ着いたゴミでいかだを作って半分沈没しながら乗って遊んだ。



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街を出て30年ほど経ち実家も無いので、ほとんど行くことも無いけれど、たまに行くと必ずそれらの場所に行ってみる。

住んでいた家は当然無く、川と山は変わらずにあるけれど、入る人も居ないのか川は草に覆われて、山の小道も無くなっている。

公園も無くなり、山奥の廃線は立派な道路になってトンネルは人柱も絶対無いし、お化けも居心地の悪そうな明るく広いものになった。

港にあった線路も撤去されて、砂浜は大きな岸壁に変わって関係者以外立ち入り禁止になった。



道路も切り替わり、街並みもだいぶ変わったけれど未だに当時のままの建物もありそれらを見るととても懐かしい感じる。

何年経っても行きたくなる、思い出いっぱいの大好きな街です。



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