今週のお題「方言」
北海道に住んでいる人は、結構「北海道の言葉使いは標準語に近い」と思ってます。
たぶん。
僕もそうでした。
子供の頃はなおさら、住む世界、見たり触れたりする世界が狭いので自分たちが普通に使っている言葉が、自分たちの地域でしか使わない言葉だとは思いもよりません。
大人になってから、「え~、それって方言だったのか!」というのも多々あります。
「ゴミを投げる」とか「手袋を履く」とかは、大人になってから方言だと知りました(笑)
今も普通に使っています。
だけど、子供の頃親とか祖父母が使っていたのに、最近はあまり使わないなぁと思う方言もあります。
今回は、今週のお題が「方言」だったのでそんな言葉を思い出しながら、使用例と共に書いていきたいと思います。
「なまら」とか「~っしょ。」「~だべさ。」とかは今でも普通に使うし、北海道弁の王様的な感じもするので省きます。
それではいってみましょう。
寒い。「今日は、なまらしばれるな~」
- はんかくさい
バカって感じですかね。「ほんっとオメーなら、はんかくせーな」
- たくらんけ
はんかくさいと似てますが、バカとかアホとか言う意味ですね。「この、たくらんけっ!」
- じょっぴん
鍵。「じょっぴんかる」で鍵をかける。「ちゃんと、じょっぴんかったか?」
- あずましくない
落ち着かない。「都会は人が多くて、あずましくないなぁ」
- しゃっこい
冷たい。「いや~、川の水なまらしゃっこいな~」
- いたましい
もったいない。「いたましいから、食べちゃったわ」
- こわい
疲れた。「ずっと歩いてたから、こわくてこわくて」
- はっちゃきこく
必死になる、一生懸命になる。「そんなにはっちゃきこいて、頑張らなくてもいいよ」
- いずい
違和感がある。「目にゴミ入って、いずくていずくて!」
まだまだあるとは思いますが、ちょっと考えて思い浮かぶのはこの辺ですかね。
もしかしたら、他の地域、東北とかでも使われているかもしれませんね。
「めんこい」とか東北でもいいますもんね。
「こわい」は僕は今でも結構使いますが、僕の子供は使わないですね。
「あー、こわい」とは全く言いません。
「じょっぴん」は僕の親の世代が使っていた記憶がありますが、自分ではほとんど言ってないです。
「たくらんけ」とか「はんかくさい」とかもそうですね。
親に言われた事はありますが、自分の子供を怒る時には使わないです(笑)
言葉って、使われなくなって行ったりするものなんですね~。
昔使っていた方言を思い出していると、昔住んでいた田舎の家の間取りや、近所の町並み、子供の頃の友達の事なんかを思いだして、なんだかとても懐かしい気持ちになりました。
ちょっと、意識して最近使わなくなった方言を使って見ようかな(笑)
- したっけね~。
別れの挨拶。「それじゃ~、またね~」