最近、朝の通勤時に地下鉄に乗ることが多いんですが、その時に思ったことです。
だいたい同じ時間に乗るので、見かける人もだいたい同じです。
その中で、杖をついたお婆さんを何回か見かけました。
年齢は70代前半から後半(推定)
このお婆さん、結構杖に頼っている感じで歩くのも少し遅め。
電車に乗るといつも出入り口付近の棒に捕まって立っているんです。
その時間の地下鉄はそこそこ混んでいて、ぎゅうぎゅう詰めでは無いですが、立っている人も結構居て座るところは無い状態です。
高校生の通学とも重なっていて、高校生もたくさん乗っています。
先日、お婆さんが捕まっている棒の所の席(一番端の席)に高校生が座っていてイヤホンで音楽を聴きながら下を向いていました。
その高校生の前には、おじさん(自分も50のおっさんですが更に年上のおじさんw)が立っていました。
そのおじさん、突然高校生の方をトントンと触ってちょっとイラついた感じで「ほらっ、席を譲ってやれっ!」って高校生に席を譲るように言ったんです。
その高校生は、素直に立って席を譲ったんですが、お婆さんが「すみません」と高校生に言うと、おじさんが、「当たり前なんだから全然気にしなくて大丈夫」的なニュアンスの事を言っていたので、席を譲れば良いのになぁとは思うけど、そんな言い方で言っちゃう?
もしかしたらその子もめっちゃ具合悪いかもしれないのになぁって思っちゃいました。
その2日後くらいにも、そのお婆さんが同じ位置に居て、高校生がいた席にはお爺さんっぽい人がすわっていたのですが、今回はそのお爺さんの隣の青年が気を利かせて立ちました。
きっとお婆さんが立っているから気を利かせて席を譲ったか、自分が座っているのはどうかと思って立ったんでしょうが、お婆さんが気づかないので、誰も座らない席が1つできあがりました。
で、そのどちらの日も、降りるときにちらっと見たら、優先席に誰も座っていなかったんですよね。
お婆さんが立ってるのには、もしかした健康の為とか、座った方が体に負担が掛かるとか何か理由があるのかもしれませんが、一つ隣の乗り口から入って優先席に座ったら、おじさんもイライラせず、高校生も立たされず、青年も席を立たずにすんだよな~と思って、ちょっと複雑な気持ちになりました。
今は優先席には座ることは無いですが、もし歳を取って誰かに席を譲られたら、そこからはもう自分から優先席に座っちゃおうって思ったお話です。
おしまい。